コラム 自分らしく暮らす家


家に対する想いが施主のみなさん ひとりひとりにありました。
みなさんの想いはそれぞれ違いますが、共通する事は・・

自分らしく暮したい という事。

自分らしく・・自分達らしく 生きていきたい という事です。

そのために必要な家であり、その「生き方」にふさわしい家を望まれていました。
求める「自分らしい」が、最初から明確だった人もいます。
話しているうちに浮上ってきた言葉で明確になった事もあります。
終わってから聞いた話の中にあった言葉に納得した事もあります。

そんな施主の「自分らしい」を表す言葉を集めてみました。



1.東京で土地を持つのだから当然小さいものになる。

家が小さいのだから物に面積をとられたくない。

minika(ミニカ)

東京で土地を持つのだから当然小さいものになる。 minika ミニカ

ミニ と ヴェスパ を愛するご夫婦の家です。

ご夫婦は、都心に住む事が絶対条件で土地探しをされました。

東京の都心だから土地代が高く、当然購入できるのは小さな土地になり、そこに建てられる家は 当然小さな家になる、と理解されていました。


もともと多くの物を持っていらっしゃいませんでしたが、小さな家とは言ってもそれなりのお金を使うのだから、物に貴重な面積を使う事はもったいと、しっかりしたお考えもありました。ただし、大切にしていた『オールドミニ』と『オールドヴェスパ』を入れらるガレージハウスがご希望でした。

「風呂がなくても、シャワーが作れれば十分」と言われたのですが、小さな家なのにガレージを希望するのだからさらに居住スペースが小さくなる事は十分に理解されていました。


ただ、

「 もしも難しいのなら、(その大切な)ミニも手放すつもりはある 」

とも言われました。

それくらい、都心に家を持つという事の大変さを理解し、小さな家に住む覚悟を持っていたのです。


でも逆に言えば、物少なく暮らす事ができるなら、小さな家になるけれど、都心にを家を持つ事が可能だという事。


それをご夫婦は証明しました。


ミニとヴェスパと夫婦の小さなガレージハウス

minika(ミニカ)

新築 都心 狭小地 小さな家 土地9坪 延べ18坪 鉄骨造3階



2.リフォームをいったい誰に頼んだらいいの?

高輪の家(R)

リフォームをいったい誰に頼んだらいいの? 高輪の家R

ご夫婦とお子さんの住む木造住宅の全面改修したリフォーム(リノベーション)です。

中古の住宅を購入されてから数年、奥様は、その家をなんとかしたいと、ずっと考え続けてきました。

その家は、元は2世帯住宅として作られたものなのですが、まるでアパートのように、ほとんど同じ間取りが1階2階にありました。

3人家族の施主にとっては、使い勝手が悪く、かつ うまく使う事もできない家でした。

部屋で細かく区切られ、キッチンも居間もそれぞれ独立し、ひとりぼっちになってしまう時間もありました。


「キッチンをこの家の中でどこに動かしたらいいだろう?」という事をさんざん考えられてきたそうです。他にもいろいろな事を『こんなふうにしたいな』と思いをたくさん募らせていらっしゃいました。

1~2度、リフォーム会社にプランを作ってもらったそうですが、自分の思いをあまり理解してもらえず、ピンとこないプランだったそうです。

そんな大きな思い、大きな夢 を募らせた奥様は、、、、


誰に頼んだら理解してもらえるんだろう?

そもそも(私が)考えてる事は実現できるんだろうか?


と、ずっと悩まれてきました。

それが、、、最初の言葉です。

安易に妥協してリフォームをせずに 「 誰 」 を探しつづけや結果、ネットで私のブログに出会い、それから2年後くらいにお話をいただきました。


長年の思いを実現 木造住宅のリノベーション

高輪の家(R)

木造住宅リノベーション リフォーム



3.素うどんのように渋い家にあっさりと住みたい。

LWH002

素うどんのように渋い家にあっさり住みたい LWH002

30代独身男性の家です。(設計当時)

施主は、最初にこんな事を言われました。


趣味の車やバイクをもっと気軽に楽しめたら楽しい人生だろう。

倉庫を改装して住んだら楽しいだろう。

こてこてした仕掛けや装飾はいらない。

機能むき出しの男らしい空間にざっくりと住めたらいい。

こまごました仕切りや「○○室」などもいらない。

1フロアは一つの箱としてドカンとあればいい。

床暖房も浴室TVもジェットバスも24時間換気もオール電化もエコキュートもいらない。

そういうのが何もない、外見も内装も素うどんのような渋い家にあっさりと住みたい。

借金は出来るだけしたくない。


倉庫のように余分なもののない、骨組みそのままのざっくりした家に住みたいと考えられていました。

それが  素うどんのような という表現だったんです。

賃貸暮しだった施主は、車に乗るにも、バイクに乗るにも、そしてメンテナンスするにしても、いろいろ気を使かわなければいけない事が嫌でした。

そんな事から解放され、自分の好きな物に囲まれ、自分らしい暮しを実現し、長期ローンを組んで縛られる事もなく家を持つためには、どうすればいいかという事を考えられました。

その結果、小さな土地に、ざっくりした家を建てる 事を選んだのです。

家は最低限の仕上げとし、ご自分で壁のしっくい塗りやタイル貼りなどをして、工事費も可能な限り押えました。

**

施主はサラリーマンで、休みも週末です。今でも時々、家に手を加えています。

家づくりは現在も進行中。

強い思いがあれば、無駄にコストを掛けずとも、自分らしい暮しができる家が実現できます。


都心に住むための小さな家 : LWH002

新築 都心 崖上の土地 土地約18坪 延べ15坪 木造2階


4.手作り家具のような家にくらしたい。

hamonika ハモニカ

手作り家具のように暮したい ハモニカ

30代ご夫婦とお子さんの家です。

ご家族は、約5年、北欧に駐在されていました。

その間に、北欧の、家具やデザインされたいろいろなものを見て、手作りの物の良さを十分に知りました。


実は、「手作り家具のような家にくらしたい」 という言葉は、引渡して住み始めてからいただいた感想のメールにあった言葉です。

ただ、設計の時から、工事の最中も、そうゆう雰囲気がありました。作るものの細部に対するこだわりが、、、。

北欧テイストを望まれている事は打合せの中でわかっていた事です。でも、そのまま北欧を持ちこむのではなく、ご家族が望む 「 家族がいっしょで仲良く暮らす 」家 に、ご自分達が体験してきた北欧の暮しをご自分達なりに解釈した形で取り込もうとされていたのです。

終わってから知った言葉ですが、「 なるほどね。 」と思いました。

**

言葉は、簡単に、そして ベストタイミング で出るものばかりではありません。

ただ、何か真剣な思いを持ち続けていれば、考え方は、それに沿ったものになるのかもしれません。


手作り家具のような家 : ハモニカ

新築 3人家族 土地30坪 延べ24坪 木造2階


5.何気ない普通を、人生のパートナーと好きな人達と

感じ合いたい

鳥牛之家

何気ない普通を人生のパートナーと好きな人達と感じ合いたい 鳥牛之家

20代のお二人の家です。(設計当時)

設計をしている時に 東日本大震災が起こりました。


今回の地震(2011.3.11)で、私は家を建てる決断をしたときに、たとえば3日でもいいから居心地のよい家で、パートナーと笑いあえたらそれで建てた価値はあると思ったことを思い出しました。


そして


朝や昼や夜にふと風を感じたり、

ご飯を食べたり、いろんなことを考えたり、

調子がよくなったり悪くなったり、

そういう日々を人生のパートナーと、同じく人生を一緒に生きてくれる好きな人たちと感じられる瞬間が一回でも二回でもあれば、

それはそれで素敵なことだと思います。


と言われたのです。

その純粋な気持ちにとても心打たれました。


求められる家も


結構私たちは家は住めたらそれでいいと思う部分が多いです。

でも最低限でいい。

余計なものとかいらないし、作られ(過ぎ)たものにお金はかけたくない。

最低限=贅沢、になれたらベストだし、きっとなれると思います。

それは投げやりでなく前向きに、「ふつーに住めたらそれで充分」ということです。


欲張る事なく、簡素な暮しを求める若いふたりのために、彼らを守り、温かく包んであげられる家を作りたいと思いました。

そして

明る過ぎず、暗くなく、まるで鳥の巣のような家ができました。


ふたりの小さな棲家 : 鳥牛之家

新築 密集地の路地奥の土地 西向き 土地7.6坪 延べ16坪 木造2階


6.バイクのために家を建てたい

LWH001

バイクのために家をつくりたい LWH001

30代始めの独身男性の家です。(設計当時)

家を建てる目的はずばり  バイクのため。

ご家族とマンション住まいだった施主は、大切なバイクをマンションの駐輪場に置いておくのが嫌でした。いたすらされた事もあったとか。

大切なバイクを家の中に入れて安心でき、そしてバイクを眺めながら暮らせたら幸せだな、というのが、家を建てる事を考え始めたきっかけでした。

ただ、バイクが家の中に入れられればいいのではなく、暮し方についてもしっかりした考えを持っていらっしゃいました。


収納満載、物置の様な家は必要有りません。

収納満載、物置の様な家は必要有りません。

願わくば、建物をミニマムにし、余剰部分で、

広葉樹の成長を楽しみたいと考えています。


これも施主の言葉です。

  物を少なくすれば小さな家でも暮していける。

  家を小さくして、残った土の部分に広葉樹を植え

  新緑、紅葉と季節の移ろいを楽しむ事ができれば、人生が豊になる

という考えだったのです。

家についての考えは実にシンプルでしたが、その代わり、家のひとつひとつにこだわり、私といっしょに何度も考えなおした1階は、最終的に コンクリート土間のリビング・キッチン となり、バイクを置いても狭苦しくなく、使い勝手の自由度が高い部屋になりました。


小さなバイクガレージハウス : LWH001

新築 土地15坪 木造2階建て 延べ約15坪



7.白木の積木のような家

Ritoh(リト)

白木の積木のような家 Ritoh リト

最初に施主から言われた言葉です。

お子さんがいて、今時のおもちゃのように、使い方がそれしかできないものより、白木の積木で遊んで欲しい というお考えだったのですが、家についてのイメージとして

白木の積木のような

という事を言われました。ではそれはどうゆう事か?というのはご自身もよく言い表せず、しばらく考えていただきました。

何度かメールでやりとりしているうちに、


白木の積木は、イメージの中で、いろんな色を付ける事ができ、いろんな形を 工夫して作れるのがいい。

つまり、家も、「これしかできない」 というものではなく、日々の暮しの中で、自分が必要となるものが出てきた時に、自由に作れるものがいい


という事が明確になったのです。

住み始めてから、ご自分で庭に木を植えたり、塗装をしたり、、、、いろいろな事をやられ、家での暮しを楽しまれています。


密集地の西向きの土地、4人家族の家 : Ritoh (リト)

新築 共働き夫婦 子供2人 土地 約19坪 延べ約22坪 木造2階




”考えている事・見ているもの”が「何か違う」と、ひとりで悩み続けないで、よかったら、家の話しをしませんか。

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