14年前、施主のHさんは、設計から工事まで、工務店との打合せをたった一人でやりました。
ただ、心休めるはずのご自分の寝室を考える事が一番後回しになり、あまり考えがまわらなかったそうです。
陽も当たらず暗く、風通しも悪く湿気があり、なんだか”あまり居たくない部屋”だったそうです。
完成した部屋は、「まるでホテルのよう!」と喜んでいただいています。
床:ヒバ(無垢)
壁・天井:珪藻土(左官)
▼工事前
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壁に沿って、たっぷりと作った収納
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廊下から部屋に入ったところ。
正面が新しく作ったウォークインクローゼット(入口は引込戸)
右に曲がってベッドスペース
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ベッドスペース奥から、入口方向を見る
左壁面および正面ガラスの扉がある部分も収納
▼工事前
3階は、若いご夫婦のスペース。
新築した時に、ふたつの部屋のの間の壁が抜けるようにしてありました。その部分の壁を抜き、引き込み戸をつけ、リビングと寝室に分けました。
床:カラマツ(無垢)
壁:珪藻土クロス
天井:AEP塗装
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廊下から部屋に入ったところ。
写真左に洗濯物を干すバルコニーがあり、格子の仕切り壁の手前は、洗濯物のための作業スペースでもあり、また、室内干しの場所でもあります。
写真の奥が、リビングとなるため、視覚的に広がりを感じながら部屋を仕切れるように、格子の壁を考えました。
▼工事前
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リビング側から入口方向を見る。
以前はクローゼットだった部分に作った小さなキッチン
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リビング部分
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この窓は、以前は既成品の出窓がありました。ただ、床からの高さが高く、どうしてもその高さを「低くしたい」というご希望でした。
その理由は、ソファーに座った時に「その窓に猫が座っている時にすぐ脇に居て欲しい」という事でした。
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ソファーの背の壁となる格子の壁に、『猫階段』を作りました。
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寝室
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床と同じ材料を張った壁は、作り付の机の一部
▼工事前
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作り付けの机
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▼工事前
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以前も、この写真のガラス窓の位置に、Fixの窓がありましたが、その窓を、開閉できる窓に作り変えました。窓の外は階段スペースですが、そこを通して風が抜けます。
【桃井の家(R) について】
施主Hさんは、14年前、当時まだ学生だった2人のお子さんのため、ご自分の理想の家を叶えるため、必死に勉強し、打合せを重ね、現場とやりとりをし、家を完成させました。
ただ、心休めるはずのご自分の寝室を考える事が一番後回しになり、あまり考えがまわらなかったそうです。
陽も当たらず暗く、風通しも悪く湿気があり、なんだか”あまり居たくない部屋”だったそうです。
いずれ、お子さん達の部屋のあった3階をリフォームして、そこに住めばいいや、と思い、ご自分の寝室は、なかば あきらめていました。
そのお子さんのおひとりがご結婚を機に「いっしょに住む」という事になり、今回のリフォームの話しが始まりました。
何度も打ち合わせをしながら、ご自分の部屋の問題をひもといていき、部屋の絵をご覧いただいてイメージを膨らませていただきました。
「リノベーションってすごいですね!」と、目をキラキラ輝かせ喜んでいただきました。
工事は・・・Hさんが”住みながら”の工事でした
住みながらの工事は、現場の進行も大変ではあるのですが、なにより、Hさんご自身にとって、とっても大変な事でした。
でも、職人の人達の仕事を見て 「感動してます!」と、お会いするたびに言われました。
特に、一番仕事が多く、期間も長い 大工さんの仕事には、しきりに感動されていました。大工さんとも仲良くなり、いろんな話しを聞いたそうで、それを、とってもうれしそうに教えてくださいました。
家を建てた時にはなかった経験、そして「いっしょに作っている」ような体験をされた事と思います。
工事が終わり、今回の工事をとっても喜んでいただきました。
引渡後、すぐに片付けや、いろいろ新しくしたものの取付などがあったので、あわただしく今回の工事は終了しました。
もうしばらくして、家もご家族も落ち着いてから、改めてお話しをお聞きしたいと思っています。
■ 建築概要
建築地 | :東京都杉並区 |
施主 | :親+子世帯夫婦 |
構造規模 | :木造(ツーバーフォー)/地上3階建て |
1階床面積 | : |
2階床面積 | : |
3階床面積 | : |
施工 | :(株)内田産業 担当:山川・石川 |
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