-- リフォームしようと考えたきっかけは?
家が古くなったからです。特に 水回りが。それを何とかしなきゃと思ったのがきっかけです。
夫は水回りだけ直せばいいんじゃないかと考えていました。「もし全体を変えるなら一戸建てでもいいんじゃない。お金かけて大規模にリフォームしたら将来の住み替えが難しくなるんじゃないの?」と思っていたようです。
私は、水回りを直すなら ・・「こうだったらいいな」という部分を解消したいと思っていました。『家のちぐはぐな部分』を直したかったんです。それが何か?というと「 なんとなく違う」という感じ… ニュアンスというか。 夫は気がつかない部分。でも私にはうまく言葉にできない 。だから、なかなか夫と意思疎通ができなくて。。
『家のちぐはぐさ』とは『いろんな要素が混じってる感じ』『落ち着いていない感じ』(*1)。 私にはそれがなんだかイヤだったんです。 作った人の意図が見えてしまい、 私のしたい暮らしと折り合えなかったから。その感じをなんとか落ち着かせたかった・・。 でも(何かをやった事でさらに)要素がかち合うのがイヤで、自分を引っ込めてしまっていました。
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【*1】 「いろんな要素」とは、ドア、クロス、キッチン、さらには洋室のリビングと続き間の和室など、家をつくるパーツの事。それらは、その場その場で「これがいいわね」と選ばれた物で、家全体の調和を考えた上で存在しているわけではない。ひとつひとつが自己主張をして存在している状態。それが「混じっている」「落ち着かない」という事。
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「きっと普通のリフォーム会社では無理なんだろうな。。 誰かに頼めたら…細かいニュアンスを汲んでもらえたらいいな…」と思っていました。
-- 家の事を考え出してから どんなことをしましたか?
建売とかを見に行きましたね。オープンハウスを2箇所くらい。 でも、「私は納得できないだろうな~。"何か違う"という感覚(ニュアンス)は変わらないな」と思いました。変わらないというか合わないというか。。
-- 連絡いただいた 理由やきっかけは何ですか?
家の中をスッキリさせたら自分の好きな物(事)を反映できる気がしていました。生活を縮小し、シンプルにすれば、実現できるのかな?って考えてました。
「普通の家」とか「小さい家」で検索していて、志田さんのホームページを見つけたとお思います。 志田さんの作る家は『要素が少なく作為がない』って感じました。
『木の床の体験会』があるのを知り、建築家がどんな人か見れるかな、と思い参加しました。もちろん木が好きだったのもあります。
会った後、「私には頼めない」と思いました。それは、自分はどうしたいか定まってなかったし、夫と話が合ってなかったし、無料でプロの時間を使ってしまってすごく「悪い事した」ような気になってしまったからです。。
そんなふうに思っていたんですが、しばらくして志田さんからメールが来たんです。それで 「相手にしてもらえるんた!」と思いました。
「ちゃんと考えよう!」と思いました。「 私にはいい機会!答えを出そう。」と。だから「夫と詰めて考えよう」と思いました。その結果感情的にもなったりしましたけどね。。
その先の転勤がもうすでに決まっていたので、夫は、転勤前に何か形にしたいと考えていたと思います。 L W H 002を見学する機会があって、そこに行って納得したようです。「リフォームしよう」と言ってくれました。
-- 設計中の事で何か思い出ありますか?
大変でしたね?、メールのやり取りが。とにかく考えました。 考え込むタイプだったのもあるかもしれないけど。
-- 工事中の思い出、何かありますか?
夫が現場を一番見ていたと思います。楽しかったんでしょうね~
-- この家のいいところ悪いところは、どうてすか?
悪いところはありません。ストレスがない。嫌だなと思うところがない。やりすぎてるところがない。ちぐはぐな感じがなくなりました。ノイズがなくなって健やかです!
前の家は、部分部分の意図はあるけれど全体性を感じませんでした。(リフォーム後の) この家は、家全体オープンな感じです。わりとスケスケ感もあります。
家の真ん中に箱があるから 外からの視線をさえぎってくれるのが、いいですね。リビングから(奥の)子供の部分(スペース)が直接見えないのもいい! 真ん中の箱には『安心感』とか『こもれる感』があります。
-- この家に住んでご自身の中で変わったことはありますか?
一定のリズムで生活ができるようになりました。家事がすごく楽しくなりました。簡単!流れるような感じがします。 前の家は棚が多くて扉の開け閉めをずっとしていたようなイメージがあります。とにかくめんどくさかった。今は何も気にしなくてできます。
-- これから家づくりをする人たちに対して何かアドバイスをお願いします
私はこの家を買った時、最初は「素敵!」と思ったんです。 何年か住んでいるうちに 「なんか違う…。ここはこうだったらいいのに…」という事がでてきました。「住みこなそう」と、できることをいろいろやりました。 その結果私は、"部分の要素が主張している"のがキライなんだという事に気付きました。
私にはそれがよかったのかもしれませんが、 とにかく試行錯誤してみるといいのかもしれませんね。そうしてるうちに自分の好みが分かってくると思います。 それがわかると、自分の暮らしのパターンや暮らし方が洗練されてくるのかもしれません。
私… 志田さんが言う「どう暮らしたい?」をすごく考えたんです。
「私は団欒したいの?」
・・・「そうじゃない」
・・・「私はひとりの時間を大事にしたい」
と思いました。
「じゃあ、ひとりの時間には個室が必要?」
・・・「個室じゃなくてもいい。こもりたいわけじゃない。」
・・・「という事は、このリビングの形でいいんじゃない!」
と思えました。
(家の)要素の事や、家事のしやすさは重要ですが、一番良かった事は、「ひとりでいる時間を大事にしたいと思っていた」事が実現できた事。
志田さんとのやりとりで「言葉を出す」のには、インプット(=情報を入れる)しないと足りない!本読んだり、美術館に行ったり・・・そうしてる中で気付いていきました。
『家族それぞれが、それぞれの好きな事をして、好きな場所にいる。でも、なんとなく一つの空間にいる。』 それが、私の好きな『家族の形』なんだ!って。 住んでからわかったんですが、そうゆう形に この家はできてるんです。子供達は奥で好きな事やっていて、必要な時に(リビングに)出てきます。
(家を建てたり、買ったりする時)先々の事を考えてしまうかもしれません。「失敗したくない」とか「もしかしたら売るかもしれないから、あまり手を掛けないほうがいいんじゃないのか」とか。それ、私もわかります。
でもそれだと「どう暮らしたい?」はもちろん「どうゆう家が欲しいの?」というのがわからないように思うんです。
それを理解するために『今の自分の軸を定める』事が大切かもしれません。でも『今の自分にフォーカスする』事になるから、それが大変なんですよね。勇気もいるし。。なかなか難しい事ではあるんですけどね。
-- ありがとうございました。
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