築30年木造住宅のリノベーション(2013年完成)

完成直後の写真はこちら ⇒ sato*sato

築30年木造住宅リノベーション sato*sato リビング1

ちょうど1年経った sato*sato(サトサト)に伺いました。


奥様さとさんは、元々インテリアに興味をお持ちで、ご自分が気にいったいい物を持っていらっしゃいました。

写真のソファーもそのひとつなのですが、以前は、うまく納まる場がなくて陽の目をみていませんでしたが、よやく家族の一員になれたかのように、リビングの「大切なモノ」として、その位置をもらいました。

築30年木造住宅リノベーション sato*sato 杉板の壁

さとさんは、じっくり物と向かい、本当に欲しい物を少しずつ集めているそうです。

さとさんのために作ったと言ってもいい杉板の壁ですが、いつでも好きなように棚を作る事ができます。でも1年経ってできたのは、小さな棚ひとつ。そこに、縁あって出会ったという作家さんの絵が飾られていました。

そしてスタンドは、1カ月待ちして手に入れたもの。「どうしても欲しいかった」と言われます。

築30年木造住宅リノベーション sato*sato リビング と ウッドデッキ

正面の窓は、以前腰から上の小さな窓でした。工事で高さ2mの窓に付け変えたのですが、ほんとに効果的でした。

以前は見えなかった庭の大きな木がちゃんと見えるようになり、ソファーにすわるとちょうどよく、気持ちいい外の景色が見えるようになりました。

TVの後ろには、間接照明をしかけられたり、いろいろ工夫されていらっしゃいます。

築30年木造住宅リノベーション sato*sato ダイニングからリビング方向

築30年木造住宅リノベーション sato*sato ダイニング

築30年木造住宅リノベーション sato*sato ダイニング

リビングのところが以前はダイニング、ダイニングのところが以前はキッチンでした。もう、どんなふうだったか思い出すのも難しいです。今の状態が、当たり前の姿 なんだと思います。

光が入って、、風が気持ち良く抜けて・・・それが当たり前の日常。


大きくなったキッチンで、料理が好きなご夫婦がふたりで立っても、何も気にする事なく腕をふるえます。

築30年木造住宅リノベーション sato*sato 子供部屋

2階を少しだけ。


まずはお嬢さんのRちゃんの部屋。

かわいい部屋になっていました。


以前は、6帖の和室で寝室として使っていた部屋を仕切って、Rちゃんの部屋とご夫婦の寝室を作りました。

もっとも内部を下地から作り変えているので、昔の面影はもちろんありません。さとさんが選んだ薄~い<ピンク色で塗られているのですが、その色が、ほんわりして優しい雰囲気を作っています。

築30年木造住宅リノベーション sato*sato 2階廊下

2階の廊下の突当りの壁に小さな絵が飾られていました。

ちょっとした事が、豊な空間を作ります。

築30年木造住宅リノベーション sato*sato 2階洗面

引渡の時に作り付の鏡が間に合わなかったので、初めてのお披露目です。

実験用流しのシンプルさと、合ってますよね!・・?

・・

木枠に鏡だけですから、そゆうものを買ってきて掛けるだけでもいいかもしれないのですが、、やっぱり、作っておきたいんです。それに、さとさんも喜んでくれてます・・・

あまり写真を撮らなかったので、ここまでです。

sato*satoの日常のほんの1シーンですが、暮しを楽しまれているのをあちこちに感じました。これから先、さとさんがゆっくり丁寧に彩る sato*sato の姿が楽しみです。

完成時のsato*satoはこちらです。


⇒ sato*sato 2013(完成時)

築30年木造住宅リノベーション sato*sato 杉板の床

伺った日は、夏の蒸し暑い日でした。

でも床の杉板はとてもさっぱりして気持ちよかったです。

実はその日、見学会 を行いました。来てくださった方も、「すごくいい!」と言われました。

ほんとに、こればかりは体験しないとわからないのですが、夏場の裸足の気持ち良さは格別です。


【sato*sato について】

「家のローンが終わったらリフォームする。」とお考えになっていた施主Tさんは、いくつかのオープンハウスに来ていただき、ご自分の家に重ねて部屋の大きさや仕上げを確認されていらっしゃいました。

最初に見ていただいたマニハウスの見学の後、「とにかくいそいでローンを返してリフォームしよう!!という話で盛り上がりました」と感想を送ってくださいました。

実は、建替えも含めてご検討されていたのですが、住宅展示場をいくつも回ったり、大手ハウスメーカーの工場見学なども体験され建て替え案も出してもらっても、「どうもピンとこず...」だったそうです。

そんな中、雑誌やネットなどあれこれ見て回るうち、「リフォームする」というところにたどりつかれ、そして私のところに声を掛けていただきました。


設計図を元に出してもらった見積金額はご予算に合わず、ご夫婦と私でいろいろ減額案を出し合い、かなりいろいろなものを中止にしました。ご夫婦ともに一番実現したい事がありましたが、「どうしても予算に納まらなければ、それはいらない」とお互いに相手のために我慢される場面もありました。素敵なご夫婦です。


そんなご夫婦のお名前と、そのお二人の間に生まれたお嬢さんと3人仲良く並んでいる姿を表して、家の名前は


sato * sato (読み:さとさと) となりました。


****

見積の減額で「作り付」で考えたいくつものものが無くなりました。1階のリビングは東と南のサッシを取変えるつもりだったのを東だけに。でも、できあがってみれば、むしろ「それでよかった」とTさんご夫婦とも感想が一致しました。

家自体、欲張らずシンプルにして、それに見合う物を選び、見合う暮しを考える事により、むしろ工夫が生まれ、暮しは豊になる事を、改めて感じました。


■ 建築概要

建築地 :神奈川県川崎市多摩区
施主 :夫婦+子
構造規模 :木造2階建て
1階床面積 :34.7m2(10.5坪)
2階床面積 :34.7m2(10.5坪)
延べ面積 :69.5m2(21坪)
施工 みどり建設(株)


完成時のsato*satoはこちらです。


⇒ sato*sato 2013(完成時)